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昨日は夕方、17時になってから唐突に「海が凪いでるよ」との報せが入り、急遽海へ行くことに。家は海まで歩いていける距離、畑はさらに海の近く、防風林の裏側なので、畑に居た両親から連絡がきたのです。因みに家の傍には一級河川も流れていて、それが海に注いでいるので、淡水と海水のほかに、両者が入り混じった場所にしか居ないようなモノもとれたりします。とったりします。
唐突なことだったのでノーメイク、日焼け止めもろくにしないまま海に行くと、確かに海は凪いでいました。風は少しあったのですが、どうやら高気圧のお陰で抑えられている……と勝手に予測。麦わら帽子に草履、Tシャツに短パンという軽装で行ったのでビクビクでしたが、写真をごらんのとおりひと気は少なかったので一安心です。
二枚目の写真は砂浜。子供のころはこの倍はありました。子供目線だから、ということではなく、テトラなど波を防ぐ策が講じられていないので、年々砂浜が短くなってきているのです。遠くに見える高い山は三瓶山。
左手の緑は砂浜で育つ強い植物たち。中には「はまぼうふう」と呼ばれる食用のものも生えます。(これに関しては採取は禁止されているのですが)
緑の向こうに木製の柵があり、その向こうが防風林となっています。殆どが松。以前はキノコが生えるのでこの山に入っていましたが、ここ10年はとれなくなり、誰も入らなくなってきました。この松の生える小さな山を越えると畑があり、私の住む町内があるのです。
三枚目の写真がその柵が見える様子。
夕刻ですが、空はとても青いです。
四枚目は海に向かう両親の図。
日が暮れようとしているのが、海に移る光で分かりますね……!
分かりますよね…!
五枚目は波打ち際。波が寄せて引く、その場所が目的地です。ここに地元で「波の子」と呼んでいる貝がとれるのです。波が来て砂が緩んだ瞬間に、砂の中に足を潜らせて、もぞもぞすると、足に硬いものが当たるわけです。それを手でとるのもよし。波が引いた瞬間、それに引かれて一緒に流れていく貝を掴まえるのもよし。
ただ、「波の子」といわれるだけあって、とった、と思った瞬間にもその貝は波に浚われていくのです。波が来ないと足は砂にもぐりこめないし、深いところまで追うにしてもすぐに次の波が来て移動させるしで、なかなか、これは、楽しい攻防だったりします。
六枚目が今回、3人がかりで2~30分かかってとった貝。これをバター炒めなんだか酒蒸しなんだかにすると、ほろ苦さのある、なかなか美味しいおつまみが完成します。ビールに合う!間違いない!
最後は帰り道。
長々とお付き合い、ありがとうございました。
この写真、足跡の形で凹んでいるのが正解なのですが(勿論ですか、そうですか……)、ワタシは最初、足跡の形で出っ張っているように見えました。
目の錯覚ですね。
そういうの大好きです。
冬の厳しい荒波や夜の不気味な静けさなど、海は条件によっていろいろな顔を見せるので、凄いなあと思うのです。海は大好きです。そして海の恵みたちも大好き。
Viperさんはとても忙しそうなご様子なのでなかなか時間が無いかもしれませんが、いっぱい海に触れる機会があるといいですね。