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8/4の日記でも触れましたが、今回の若いおすもうさんの死の騒動についても思うところがあるので、重複するかもしれませんが構わず吐き出しておきます。

他所から見たらどうみても「リンチ」としか思えない行為を、中にいる人間は「ちょっと行き過ぎたかな」としか思えていない、その認識の違いこそが大きな問題ではないかと思います。おすもうさんも、それを管理する人間も、すっかり感覚がおかしくなっているのでしょう。とても恐ろしいことです。
そもそも「ちょっと行き過ぎ」ではないのでは。「程度」の問題ではないのです。暴行はどんな小さなものでも暴行。それが当たり前のことだと思います。鍛えることと暴行することの境界は、はっきりとしているのですから。

こうした問題が顕在化してもなお、はっきりと即座に「そうした暴行なんて許されない」と言わなかった協会。もしおすもうさんの業界の中がクリーンであったなら、即座に「それは間違っている」と言えたでしょう。それを思うと、もう、業界の中すべてがはっきり「間違っている」と認識できない、感覚がおかしくなっていると自白しているようなものだと思います。

あのとき、某横綱の言動に対して「人間性が大切」と言っていた協会。今回の事件は人の死が関わっているのですから、それよりずっと人間性が問われるべき。まずは自分の人間性について見直して欲しいと思います。
若いおすもうさんの死はとても痛ましいことです。これが顕在化したことは、少なくとも隠されたままだったときよりは良い状態、と言えるでしょうか。この顕在化で閉じられた部屋の扉の中で何が行われていたのかを徹底的に調査し、見直しが図られることで、今後、このような痛ましい出来事が起こらないようにしなければ、意味が無くなってしまう。仕来りという言葉に何もかもが隠されてしまう。そんなことになって欲しくないと思います。そうした見直しが自力でできなければ相撲に未来は無い。前回に書いたのと同様、「スポーツ」にはなれない未熟なものなのだと思います。

それにしても閉鎖した「部屋」という空間の中で何が行われているのか、と考えると入る足が鈍くなるのも当然。おすもうさんを目指している若い子たちの夢はどうすれば良いのでしょう。


因みに少し前に女性が土俵に乱入しようとした事件。それにマスコミが触れる際、国技館の土俵に女性があがったことはない。某知事だって断ったのだと、「伝統」として語っていました。その「伝統」こそがおかしいとはまるで思ってもいないような報道に唖然とした事件でした。そんな認識だから、あの女性の意図もまるで分からない、頭のおかしな人間にしか見えないんだろうな、と思うと悲しいというか何と言うか……。
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