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大雨洪水警報も発令するほどの日。時折激しくなる雨音を聞きながらF1フランスGP観戦しました。ぴりっとしない内容でしたが、フェラーリ復活ということもあり、今後、これから、というものを感じさせるところでしょうか。

ということで先日購入した西澤保彦著『黒の貴婦人』読了です。タックシリーズ。表題作を含む5つの短編。

【招かれざる死者】
ウサコとタカチが遭遇した殺人事件を、いつものメンバで議論という、いつものパターン。事件自体はとてもシンプルで途中までは予想どおりなのに、さすがに最後は意外で、さらには少しぞっとするものもあり、楽しめました。いつものメンバが学生時代の話。

【黒の貴婦人】
いつもの飲み会での、殺人事件の絡まない日常的な謎を扱った議論。“依存”でウサコが振り返っていた、タカチの執念ともいえる決意が語られるシーンを含むので、ドキドキしました。なので依存の手前のあたり、皆が学生の頃のお話。

【スプリット・イメージ】
女の子だけの合宿に料理係として同行することになったタック。そこで起こった殺人事件についての話。いろいろな女の子たちが可愛く、そして、やっぱり少し怖いな、と感じる一作。帰ってきているタカチがちらっと出演。タックたちは既に社会人(?)。

【ジャケットの地図】
地図が隠されたジャケットを追う女性の一人称のお話。優しい物語だなあ、という印象。

【夜空の向こう側】
ご祝儀袋の中身が抜き取られていた問題を議論するウサコとボアン先輩。疑われたのは教師をする新郎の可愛がっていた生徒たちだった。ボアン先輩が国語教師になったあたりの話。


どれも犯罪に至る動機がとても興味深い。登場人物の作り方も含めて好きな作家さん。ただしミステリ的な部分については割と簡素なので、重厚なのとかトリック好きさんにはおすすめできず。
それにしてもこのシリーズ、刊行順と中身の時間軸がバラバラ、さらには出版社もバラバラなのでなかなかに読みにくい。これで中身がいつも同じ調子ならまだいいのだけれど、主人公たちが成長し、関係が徐々に変わっていく物語なので、いい加減には読みたくないのだ。
個人的には依存のあたりが好きなのだけれど、そこに至る流れ、そしてそれまでの皆の関係性も含めて好きなので、何も知らない状態から出版社も版型も違うこのシリーズをそれでも刊行順に探し当てて読めてよかったな、と思います。
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