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ゆったりのんびり、そして楽しく
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99d4da72.jpeg明日から三日間、大阪へ旅行してくるので、猫と暫しのお別れを惜しみました。ぴょこりと耳を立て、ないて呼ぶ猫。いや、猫はご飯がもらえればそれで良かっただけなのですが……。なでなで。三日間、このもふもふに触れられないなんて……。なでなで。

見上げる空はもう、すっかり秋の雲です。とは言っても灰色の雨雲が流れている日の方が覆いのですが。そうしてこちらは先日から降り続いた雨のお陰ですっかり涼しくなりましたが、どうやら大阪はまだ暑そうな感じですね。着る物に気をつけたいと思います。

月曜日に仕事のお休みを貰うために、今日は必死にその分をやっていたのですが、やりきれず。同僚にやっておいてもらうようにメモ残しておきましたが、ううん。ううん。そうした日々のもやもやに、すっかり心が覆われ、塞がれて、大切なものを忘れてしまいそうな恐ろしさに襲われていますが、そうしたもやもやを明日からの三日間で晴らしてこようと思います。

明日は4時起き。
寝過ごしませんように……。
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ここ数日雨つづき。潤った土地と空気のおかげで徐々に気温がさがっているので、すこし蒸しているけれど、過ごしやすくて嬉しい。

今日は仕事帰りに高田梢枝さんのCD「雨天決行」を購入。youtubeから落としたメダカの曲を毎日聴いていて気になって、ついにはそれが入っているアルバムを購入することに。
最近は滅多にCDを購入しないので、とても久しぶり。ミドリカワさん以来か。そもそも音楽を聴くこと自体、少なくなってきている。以前はあんなに好きだったのに。いや、今でも音楽を聴くことは好きなのだけれど、たぶん、聴かないだけなのだ。聴きたい気持ちはある。しかし静かな環境で、風や雨の音、虫の声に浸っているのも好き。それに今まで聴いた好きな曲は、聴かなくても脳内で再演できるような気がするのだ。
しかし、それは違う。実際に聴くと違う、と思う。
感動するのだ。
いい音楽を聴くと、本当に、涙が出る。
メダカも涙が出てきました。


そして先日購入したアフタ。
おお振り。

明日28日は6年ぶりの皆既月食が見られるということですが、天気予報を確認すると私の居る付近は雨になる模様のようです。残念。そして雨は土曜日まで続く予報ですね。雨の旅……。むむむ。


購入メモ

●白い兎が逃げる●有栖川有栖●小説・文庫●火村シリーズ短編集。先日チェックしていたもの。あれ、月光ゲームって漫画化してたんだ…
●ゾラ・一撃・さよなら●森博嗣●小説・ハードカバー●ノン・シリーズ。しかし森先生、油断ならず。放置予定。
●ゴールデン・デイズ 6●高尾滋●漫画●そろそろおじいちゃんの問題が進む様子。きっと、だんだん恐ろしいことになってくるんだろう。酷く落としたあとに救済がある、はず。


そして、とうとうアフタヌーン本誌購入。
……。……だ、大丈夫だよ!
いろいろなサイトさんのアフタ感想読んで、なんとか内容掴んだような気になってるし。
それに「今月から本誌派になると良いよ!」って書いてあったんだよ!
……。…………。うっ、……うっ、……っ

連休明けの今週、予想以上にいろいろ疲れたので(予想が甘かったのだ)、木曜日に本屋さんへ英気を養いに行きました。最近、某高校野球漫画にちょこっとはまっているのですが、それはキャラとかストーリーの要素のほかに、学生が何かにひたむきに取り組んでいる姿、あの時期にしかない、あの時期だからこそある、自分ではもう絶対に得ることのできないもの、繊細で美しくだからこそ脆くある精神、そういったものに憧れるからなのだ、と分析しています。だから他の学生スポーツものでも自分は面白いと感じるはずだ、という理論のもと、本屋さんで偶然目についた「バッテリー」に手を伸ばしたのでした。

野球もの、それもあさのあつこだから学生の野球、ということしか知らないまま読み始めたその作品は、正しく「児童文学」でした。そもそも児童文学とは、10代までを対象とした小説、という幅の広い定義のようですが、私の中の感覚ではもっと、というか、とても狭いものです。それは言葉がやさしく読みやすいとか、子供が主人公だからとか、傷つきながら成長したりとか道徳的な話しが隠されていたりとか、子供のためになる話しが盛り込まれているとか、そういうことではないのだと感じています。
子供の持つ自由な目、繊細な心。区別無く善も悪も内包しながら、真摯に生きる姿。そういうものが、言葉ではなく心臓のあたりにずどんと撃ち込まれて来るもの、私はそうやって児童文学を「感じて」きたのです。最近の子供向けと言われる小説を読んでもまるで感じることのなかったものを、この作品は実に久しぶりに感じさせてくれました。

そうして木曜日に購入した2冊を読み、翌金曜日には残りの全冊を購入、土曜日は仕事がお休みなのでそのまま徹夜する勢いで読みました。が、朝の5時半にふと気付きます。4の次に6(最終巻)を読んでしまったこと。6が終わって、次、と手を伸ばしてみたら、内容が戻っていておかしいな、とやっとで気付きました。4から6に移ったとき(本人は5を手にしていると勘違いしているのですが)、確かに内容が少し飛んでいるな、と感じましたが、それは演出だろうと納得してしまった自分が悔しいです。そしていつの間にか最終巻を読み終わっていた、ということは、もうこの続きは無いのだ、ということのショック。
眠ることにしました。
朝ごはんのため一時間後に起床しましたが、額の高さの頭の中心から、重い痛みが張り付いていたので、また少し寝てから読了しました。

ということで読了メモ。

●バッテリー 全6巻●あさのあつこ著●小説・文庫●飛びぬけた才能と傲慢なまでの自信を持つピッチャー原田巧と、巧とバッテリーを組むキャッチャー永倉豪の一年間の物語。少年達の真剣な対峙と美しい背景描写が魅力。短いセンテンスのキレがいい文章。語りは三人称だが、感情描写の主体が場面ごとに変わり、それぞれの登場人物の心理を細かく表現している。

●1冊目を読み終わったあとに、この作品がどこに向かうのだろうと漠然と考えました。多くの作品が作品としてあるために使用したコードを使用して欲しくなかった。友情、反発、友情、勝利、成長の物語。どうしても、そうした物語を拒絶して欲しかったのです。小学校を卒業したばかりの少年が持つには途方も無い大きさの、その驚くばかりの鋭利な思考を、感情を、そんなもので均されて欲しくない。巧は物語を拒絶しつづけました。大人や先輩からのどうにもならない抑圧も他人から向けられる様々な思いも物語の希求するものも、そうした何もかもを呑みこんで、自分自身で消化して強くなっていって欲しい、という理想を叶えてくれたのです。なんて良い主人公。マウンドからミットめがけてボールを投げること。巧の中にある、そこへの強い思いがとても愛しいのです。そうだ、その強い思いを忘れてはいけない、と受け取りました。中学の一年間だけ、それも一度もまともな試合をしないまま終わってしまったのが寂しい、もっと読みたい、と思いました。また、終わり方が綺麗すぎて消化不良ですが、綺麗なので何もいえません。そうした部分もまた、やられた、と感じます。

あっという間の1週間でした。連日34・5度の猛暑日で頭も回らず、結局だらだら過ごして終わりました。終わって……、終わってしまっ……。うっ……、っ……。

長いお休みの終わりの日は大抵、とてもブルーになっているのですが、今回はそれでもそれほどの落ち込みはありませんでした。勿論、明日からの仕事のことを考えると、やることがありすぎて頭がパンクしてしまいそうなのですが、それでも、その憂鬱に打ち勝つほどの気持ちがまだあるのです。再来週は大阪に旅行だから、当面はそれを楽しみに生きていける……! やはり普段は篭っていても、定期的に出て人に会うことは大切なのだな、と思います。

ということで、やっとでサイトを更新しておきました。
新刊はあきらめたので、今後の活動のあり方について、大きく見直しを図りたいと思います。
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